天使のわけまえ
ご無沙汰しております。チェック人です。
さて、3連休ということで、ほんの少しだけ足を延ばしてニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所へ行ってきました。
余市蒸溜所は何度か訪問したことがありますが、宮城峡は初めてです。
実家から余市まで行くよりよっぽど楽な感じがしたので、これから軽率に足を運んでしまうかもしれません。
現在は、諸々の対応で予約者限定かつコース短縮ながら、しっかり製造工程も見学できるのはうれしいところ。
住所的には仙台市内らしいのですが、仙台駅から最寄りの作並駅までは快速列車で37分ほどかかり、立地的にはだいぶ山の中でした。それもあってか、場内は広々としており、余市の造り酒屋のような雰囲気と比べるとより工場然としている雰囲気でした。
赤レンガ造の建物が主体で、そうでない建屋も壁が赤レンガ色に塗られているなど統一感はあります。
山の中なので、虫も結構飛んおり、虻なんかも結構出るそうですが、蜂は見かけませんでした。
youtu.be
ウイスキーを蒸溜するポットスチルは全部で6つありましたが、こちらも余市のものよりはずいぶん大きかったと思います。
ニッカ特有のポットスチル×しめ縄のカップリングもしっかり見られます。
見学ルートにはなかったんですが、ニッカご自慢のカフェ式連続蒸溜器にもしめ縄って巻いてあるんでしょうか。
このほかにも、工場内のいろいろな施設を見学させてもらえますが、個人的に蒸溜所見学で一番好きな貯蔵庫も中に入らせてもらえます。
蒸溜されたウイスキーの原酒は、木製の樽に詰められ貯蔵庫内で長期間熟成されます。熟成中のウイスキーは樽から少しずつ減っていき、その目減りした分をウイスキーをおいしくする代わりに天使が飲んでいった「天使のわけまえ」というそうです。
とはいえ、要は、樽の木を通して空気中にウイスキーが蒸発しているということなので、貯蔵庫内にはウイスキーの香りが充満しています。
エステーは早くこの香りの芳香剤を発売してくれ。
そして、最後にとっておきがやってきます。
試飲です。
ここで、お詫びと訂正があります。
先ほど、「個人的に蒸溜所見学で一番好きな貯蔵庫」という発言がございましたが、実際に一番好きなのは試飲でした。深くお詫び申し上げます。
やっぱり、結局、”天使のわけまえ”より”無料の飲酒”なんですよね。
これも諸々の対応で今は1杯だけとのことでしたが、ウイスキーとアップルワインから好きなほうを選んで試飲ができます(ほかにソフトドリンクもいくつか用意されていました)。
無料の試飲は1杯だけでしたが、お金を払うと現在はもう2杯まで試飲ができます。
宮城峡限定のものはもちろん、余市限定のものからニッカの定番品まで、総勢39種類のお酒から2種類選べます。悩みますね。
オタクは数量限定とかに弱いので、すでに終売してしまった2種類をチョイスしました。
ここまで、すでにウイスキーを3杯飲んでいますが、時間はまだ朝の10時半といったところ。この時間にこんな飲酒をするとどうなるか。人間の思考力は無になります。
そこにやってくるのが、そう、ギフトショップです。
写真撮影禁止だったのですが、それはもうたくさんの酒が売られています。
結果、こうなります。
いっぱい原酒を作って、天使たちにたくさん分けてあげてください。僕の金で。
お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。
また次回、健康な肝臓のままお会いしましょう。